小説「おさかなつり」2026-10-09 22:59:00自分が強者だと、 思い込んでいるとき、 攻撃をはじめる。 その僅かな隙は、 釣り針を引っ掻けるのに十分な大きさである。 釣竿をおもいっきり引いて つり上げてやろうと 思い込んでいる間は、 手を離さないその間は、 目を離さないその間は、 後ろに針が食いついている事に気づかない。 引っ張っているのは自分、 アイツは逃げるしかない、 私の方が強い。上にいる。 その間に、 その背中の釣り針を 引っ張りはしない。 後ろを振り返れば、 魚は釣れない。 仲間を増やせばいい。 裏切らない仲間ではなく 裏切れないお人好しを奴隷にするといい。 背中の釣り針をはずそうと、 奴隷はしたが、 オマエ動くから、 釣り針の場所がわからなくなる 奴隷は言った 「釣り針は最初からありませんでしたよ」